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Arcadia Entertainment(C)2003-2004

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 先日、若い女性(素人)2人が某新進女優の話をしているのを小耳にはさみました。一方の女性がその女優の事を伝えようと「この前、○○○(ドラマ)に出てた・・・」と言うと、もう一人が「あぁ、あのギャルっぽい子か」と言っていました、しかし実際彼女は決してギャルっていう様な子ではなくて、かえってフワフワッとしたお嬢さんって子です、そう言えば彼女は前にギャルっぽい役が好演だったドラマが高視聴率でした、その為そんなイメージが付いてしまったのかもしれません。

 一昔前、ある女優が演じたイジメ役の為、道を歩いている時に石をぶつけられた事がありました。それは俳優として良い出来だったのでしょう、しかし彼女が実際にイジメをしていた分けでもありません。視聴者はテレビに映る表面しか見えません、また一部の視聴者はテレビに映っているのをありのままだと思い、演技を実は本当にそういう人なんじゃないかと思ったりもします。

 確かに芸能界は一般の人には未知の世界で(中には業界の人でも未知の人もいますが)その人がどんな人なのか多く知られる事はありません。テレビの前には御存じの通り数千万の視聴者がいます、あなたがした事、言った事はそれだけの人がいっせいに見ています、そして一度オンエアされた物は永遠に残り、取り消す事が出来ません、だったら後でさっきの発言は間違いでしたと発表すれば良いじゃないかと思われるでしょうが、それが出来たとしても、前にオンエアされた時に見ていた人が全員見ている保証はありません。これがテレビの恐さの一つです。

 演技(演出)と言うのは大変に難しい物です、自分が伝えたい事が視聴者にそのまま伝わるとは限りません。例えばアクション映画などで悪人を銃で撃つ設定があるとします。ハリウッド映画では簡単に何人もの悪人が撃たれ死にます。それを見て「悪い事をした報いだ」と思い「自分も悪い奴には屈せずに立ち向かおう」と勇気をもらいます。

 しかし思い出して下さい、ここ数年のアメリカの少年の銃乱射事件を彼等は何か勘違いしています、恨みがあったのかもしれませんが、銃の恐ろしさを分かっていません、人を撃つ事によりその人の人生が終わる事をその苦しみを、私達はその痛さ苦しみを本当は伝えなければなりません。前に北野武監督が言っていました「ハリウッド映画の銃は痛くないけど、俺のは痛いんだよ」って。

 話を戻しましょう、イメージは自分がつくる物ではなく、他人がつくる物です。自分が「こう思われたい」と思っても人の受け取り方は様々です。役者はその時、その役を監督のイメージ通り演じる物で、その役のイメージを視聴者に伝える物です、だから役柄と自分を結び付けてはいけないと思います。

 最後に私の役者論を書きます。「役者たるもの色が付いていたらだめだ、どんな色でも染まる白であるものだ。

 尚、ここに書いてある事は私個人の考えです、それは違うと思われる所もあるでしょうが、共感してもらえば幸いです。